おひさま発電所22号機
設置場所 | 京都市伏見区 株式会社吉川商店 |
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設置日 | 2018年10月25日 |
発電能力 | 10.36kW(設置パネル56枚)CIS薄膜系 |
予想発電量 | 約11,000kWh/年 |
累積発電量 |
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総事業費 | 約451万円 |
寄付額 | 51件 342,000円 |
設置協力金 | 7口 700,000円 |
助成 |
設置施設紹介
株式会社吉川商店は、京都の酒どころ伏見で一升びんを中心とするリユ-スびんを洗浄する工場を営み60年となる会社です。社長の吉川さんは、「使い捨て容器が当たり前となり便利な生活を享受できるようになった反面、さまざまな課題が表面化しています。化石燃料に依存する社会はそう長くは続きそうになく、いずれ転換を余儀なくされる時代になるでしょう。京都で回収した一升びんを洗びんし、再使用した場合の温室効果ガスの排出量は、新びんを使った場合と比べ約9割もの削減効果があり、さらに太陽光発電などを活用すると温室効果ガスの排出は大幅な削減が可能です。容器のなかでRE100%が可能なのはリユ-スびんだけなのではないでしょうか。皆さんと共に持続可能な社会をつくりましょう。」とメッセージを下さり、プロジェクトはスタートしました。
設置までの経緯
株式会社吉川商店には、これまでに自社社屋に130kWという太陽光発電パネルが設置されています。きょうとグリーンファンドとしては、企業とコラボした初めてのおひさまプロジェクトとなります。「洗びん」という環境負荷の低い事業を生業とする吉川商店とともにおひさま発電所設置を進め、市民として、この事業への関心を広げ、理解を促したいと考えました。
おひさま発電所を設置して
今回、認定NPO法人きょうとグリーンファンドとの共同事業として、多くの皆さんのご協力のもと、弊社の既設太陽光発電設備に加えて、新たな太陽光発電設備を設置することができ、心より感謝しております。多くの皆さんのご協力を得て完成したことの重みを、感じているところです。
パリ協定が掲げている「今世紀後半の温室効果ガスの実質排出ゼロ」に向けて、全世界が取り組んでいる今、温室効果ガス排出の大幅な削減が可能なリユースびんに加えて、さらに太陽光発電などを活用する今回の取り組みは、非常に効果的なものと考えています。容器のなかで、RE100が可能なのはリユ-スびんだけなのではないでしょうか。
皆さんからのご賛同を励みに、これからも持続可能な社会をめざして広げていきたいと考えています。今後とも、ご協力をよろしくお願いいたします。
株式会社 吉川商店 代表取締役 吉川 康彦