おひさま発電所11号機
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設置場所 | 京都市伏見区 社会福祉法人 京都地の塩会 つくし保育園 |
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設置日 | 2008年2月23日 |
発電能力 | 4.48kW(設置パネル60枚1235mm×631mm)CIS薄膜系 |
発電量 | 約4,000kWh/年 |
総事業費 | 約840万円 |
寄附額 | 150件(個人/団体)78.5万円 |
寄附募集期間 | 2007年10月1日~2008年3月20日 |
支援 | 合同会社きょうと情報カードシステム(KICS-LLC) オムロン株式会社 |
助成 | 東洋ゴムグループ環境保護基金(大阪コミュニティー財団) |
共同研究費 | NEDO/太陽光発電新技術等フィールドテスト事業428万円 |
設置施設紹介
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つくし保育園は京都市伏見区醍醐の山手にあります。園庭には柿や栗、ブルーベリーやざくろ、みかん、ゆず、ぎんなんなど実のなる木がいっぱいで、100名余りの子どもたちが通っています。1970年の開園以来、子どもたちが人間らしく、ゆたかに成長することを願って「みどりを育てる」保育をすすめてこられました。
設置までの経緯
園長先生は「設置したいが、費用が…」と思っておられたようですが、幼いうちに自分たちの未来にも深く関わるであろう地球の環境やエネルギーのことを知ってもらいたいとの思いで設置されました。
園長先生の感想
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子どもたちは、園庭を「飛び出し」玄関にあるかわいらしい表示盤を見てきては「あ、光っている」と喜んでいます。3月は546.4kW/h発電されました。これは3月のつくし保育園の電気使用量の約28%にあたります。4分の1以上の電気が太陽の「めぐみ」として与えられているのです。そうであれば大事に用いていかなければならないと職員会議で話し合いました。そして、「大事に用いる」ということが、地球の未来に深くかかわることでもあればなおさらのことです。
このように「つくしおひさま発電所」設置をきっかけに職員の意識も変わってきているように感じています。私もこれまで以上に節電・節水に努めるようになりました。子どもたちも家で、「使わへん電気は消さなあかんねんで」と親を「困らせている」とか。子どもは素直でいいですね。改めて幼いときからの「環境教育」の大事さを痛感しています。今後の取り組みでまず私たち自身が、また子どもたちや保護者の方々がどう変わっていかれるのか楽しみにしています。
山下茂雄 園長~ぐりふぁんレター17号より~
完成報告パンフレット
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