おひさま発電所2号機
設置場所 | 京都市伏見区 社会福祉法人 曙福祉会 あけぼの保育園 |
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設置日 | 2002年2月10日 |
発電能力 | 5kW(設置パネル50枚 644mm×1282mm) |
発電量 | 約5000kWh/年 |
総事業費 | 560万円 |
寄附額 | 270件(個人/団体)250万円 |
寄附募集期間 | 2001年11月1日~2002年1月31日 |
交付を受けた補助金 | NEDO/新エネルギー地域活動支援事業(草の根支援事業)250万円 |
設置までの経緯
新聞などで設置場所を募ったところ、応募されたのがきっかけで、設置に至りました。新エネルギー地域活動(草の根)支援事業(NEDO)補助金(2次募集)の枠組みで事業を進めました。
社会福祉法人曙福祉会は、京都市伏見区に2つの保育園(園児約280名)とケアハウスを運営しています。
1965年創立時の園舎は、落葉広葉樹を植えて日照をコントロールしたり、はき出し口から自然の風を入れたりと、すでに目指すべき「エコ園舎」を実現しておられました。残念ながら、地区の再開発地域にあったため現在の場所に移転、その際太陽光発電設備設置も考慮に入れておられたようでしたが、実現は見送られていました。
あけぼの保育園設置後の取り組み
5・4・3・2・1・0 のカウントダウンではじまった、あけぼの保育園「おひさま発電所」、点灯式2002年2月10日。
感動、感激、記念すべき日となりました。このおひさま発電所の設置を契機に、次の時代を担う子ども達自らが地球環境、自然環境に関心を持ち、その大切さを考える人に育ってほしいとの願いを、保育現場から発信していくことも保育者としての大きな役割にあるという思いを強く抱くようになりました。
そこで、曙福祉会の法人全スタッフを対象に、きょうとグリーンファンド・京のアジェンダ21フォーラムなどのご指導、ご協カを得て3回シリーズで環境学習会を開催いたしました。その結果、みんなの地球を守っていくために、今日からでも出来ることがたくさんあることを確認しあい保育園で、またそれぞれの家庭で、実行に移しつつあります。
まだまだ行動を開始したばかりの「あけぼの」ではありますが、私達の行動や思いが園児たちや保護者の方々に伝わり、さらに地域にも波及してゆくことを願い、「情報発信源」としての役割を担って行くよう、これからも職員一丸となって学習し、行動を継続してゆきたいと思っています。
あけぼの保育園園長 矢島里美