きょうとグリーンファンドがめざすもの
季節に関係なく快適な室温、多くのエネルギーを使う便利な機器、快適に速く移動できる乗り物、遠くから運ばれてくる食べ物、・・・こんな私たちの生活、社会のありようが原因となって大きな気候の変動が起こっています。信じたくはない影響が、疑いようもなく現実のものとなってきたのです。
人間の活動から排出された温室効果ガスの増加が、地球温暖化の原因であることがはっきりし、地球のあちこちでその影響があらわれています。局地的な大雨や急激な砂漠化などの異常気象は農作物の生産に大きな影響を及ぼします。温室効果ガスを大量に排出していない小さな島国が、海面上昇によって沈んでしまう、そのことに心が痛みます。生態系への影響は多くの種の絶滅を意味します。
このままでは子どもたちに健やかな地球を手渡すことはできません。
きょうとグリーンファンドは省エネ型の暮らしと社会をめざしながら、自然エネルギーを普及していく活動を続けています。ちょっとした心がけでできる市民や団体からの省エネ分程度で積み立てられた「おひさま基金」を活かして、市民参加で地域の保育園や幼稚園などに環境学習の拠点となる「おひさま発電所」をつくっていくのです。
きょうとグリーンファンドは「環境のために何かしたい」と考えている人たちが、無理なく続けて参加できる仕組みで、次の世代に豊かな地球環境を手渡したいと考えています。