おひさま発電所6号機
設置場所 | 京都市山科区 社会福祉法人 鏡陵福祉会 陵ヶ岡保育園 |
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設置日 | 2004年12月4日 |
発電能力 | 5.32kW(設置パネル28枚 812mm×1443mm) |
発電量 | 約5000kWh/年 |
総事業費 | 682万円 |
寄附額 | 133件(個人/団体)約103万円 |
寄附募集期間 | 2004年8月1日~2005年1月31日 |
交付を受けた補助金 | 京都ライオンズクラブ助成250万円 NEDO/新エネルギー・省エネルギー非営利活動推進事業281万円 |
設置施設紹介
1973年開設。当初の園長が都市化による地域の要望に応じて農地を提供し、保育園を設立したのが始まりです。
設立当初からの農業体験を生かした土と触れての保育で、収穫の喜びを通じて自然や人に慈しみの気持ちを育てた精神が保育園の基本精神となっています。みんながなかよく安心して集うことのできる保育園でありたいと願う気持ちが日々の保育にいかされています。
設置までの経緯
じゃがいも、たまねぎ、いちご、さつまいもなどの収穫、生ごみを堆肥として畑に戻すなどの農業体験、シンボルツリーとなっている桜の木の手入れや記念植樹などで縁を育てる「やすらぎの木陰づくり」の取り組みがベースとなっています。環境への関心をよりいっそう高め、さまざま人と新しいつながりを理解してもらいたいという想いから、京都ライオンズクラブ50周年記念事業の設置場所募集に応募、設置を進めました。
おひさま発電所ができて
2月初旬のことです。「がんばれー!おひさまぁー!!」「1・・2・・3・・4・・あーん、もうちょっとやのにぃ・・」年長組の子ども達と担任が集まって歓声をあげていました。聞くと「お散歩から帰ってきたら、表示盤の旗が5本光っていた。初めて見た!」と嬉しい様子。「ぜひ、もう一度みたい!」と、、おひさまを応援していたのでした。期待一杯の表情でドキドキしながら表示盤を見つめる子、「神様おねがい・・」と、お祈りする子・・再び5本の旗が光ったときには、「バンザーイ!バンザーイ!」「よかったね。」「冬なのに、おひさまってすごいね。」と、跳びあがったり、抱き合ったりして喜んでいました。「身近にできることから頑張ろう!」と私達大人が少し気をつけることで子ども達に伝わるようで、自分達でトイレの電気をこまめに消したり、水が出しっぱなしになっているのに気づき「お水がもったいないなぁ~」と止めたりする姿が見られるようになってきました。
私達一人ひとりが出来ることはとても小さな事ですが、これからも私達保育士が見本となり、身近に出来るエコロジーに取り組み、そして続けていくことで少しずつ園児たちも環境に関心を持ち自然を大切にする心が育まれ、その輪が保育園から家庭へ、家庭から地域へと大きく広がっていくことを信じ願っています。